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1/6 雪

レーベでテントを買っておいて良かった。夜半から雪だったようだ。
とはいえ洞窟探検に天気も関係あるまい、と沸かしたお湯で体を温めさっそく洞窟へと向かう。

すでに何度も来た事のある洞窟なので特に新しい発見はない。
アリアハン城に繋がる扉も相変わらず開かない。
と、寄り道をしていても仕方ないのでさっそく塔へ。
目的の老人は塔のかなり上にいるはずだ。

途中の宿屋で軽く休憩し、早足で上を目指す。
バブルスライムに一度毒を喰らったが、冷静に傷口に毒消し草を塗り込み治療。
この塔には用がなかったため今まで登ったことがなかったが、
思ったより小さな部屋が多く、入り組んでいることに驚く。

4時間ほどだろうか。ようやく老人に会うことが出来た。
久しぶりの来客だったらしく、なかなかよくしゃべる。
アリアハンの話などをひとしきりしたあと、鍵のことを尋ねると500Gだとのこと。
少し高く感じるがやむを得まい…。

帰る前に、塔から外の景色をゆっくり眺める。
雪はすっかり上がっており、夕陽に染まる銀世界が美しい。
アリアハンの城もあかね色に染まっている。我が家はあの辺りだろうか。
レーベも小さく見える。

「降り」は一階づつ飛び降り、ほんの短時間で地上に。
野宿を避けるために、塔内に戻って宿屋へ。
1/7 曇り

昨晩早くに寝たので早朝に目が覚める。
朝飯を食べ、宿の主人に別れを告げて宿屋を出る。

地下からアリアハンに寄ろうかとも思ったが、
魔王討伐の旅に出て1週間で戻るのもどうかと考え、まっすぐ洞窟の出口を目指す。
早朝のせいか、昼型の魔物も夜型の魔物もほとんどおらず
小一時間ほどで出口の明かりが見えてくる。

道々、行く手をはばむ敵を倒しながらレーベへ。
一角ウサギのなめし革がある程度たまったので、レーベに着いたら売って路銀の足しにしよう。

村の人々の食事が終わる頃レーベへ着き、宿を取る。
1/8 晴れ

ナジミの塔で購入したとうぞくの鍵を持って村を回ってみた。
雪が溶け、歩きづらい。

とある民家に住む老人から
大きな爆発を起こす玉の研究の話を聞かされた。
戦いの際に使えるかとも思ったが、
どうやら戦目的に作っているわけではないらしい。
我が家のじいさんしかり、塔の老人しかり、この老人しかり、
変わり者の翁が多いのはアリアハン大陸の特徴か。

一角ウサギのなめし皮は11枚で145Gになった。
13G×11で143Gだが、2Gはサービスとのこと。ありがたし。

昼過ぎにいよいよ大陸の東側へ向かって出発。
目指すは風の便りに聞いた祠。ご飯は3日分を用意。

低い山の裾に沿い、なるべく敵に遭遇しないように進む。
大きな山脈に挟まれた谷に着いたのがちょうど夜。
谷を抜ければ祠だろうか。
1/9 曇り

早朝にキラービーの大群に襲われる。
7匹に囲まれ死を予感する。

が、出発前に購入した鎖鎌が強い。銅の剣と比べ物にならない攻撃力だ。
キラービーを1匹、2匹、と1撃でなぎ倒していく。
HPも薬草の予備もあるし、と勝利を核心したそのとき麻痺攻撃を喰らってしまった。

9日ぶりに王様に会う。死んでしまうとは何事じゃと怒られる。死んでないのに。
魔王討伐の旅に出ておいてアリアハン大陸でやられたなんて恥ずかしいので家族に会わないように
夜が更けるのを待ってこそこそと出発する。

装備が貧弱なので揃える事にしよう。やられる前に拾ったキラービーの針と一角ウサギの皮と何故かポケットに入っていたまだらくもいと
を使って皮の帽子を製作する。皮の鎧は皮が足りないので作れなかった。
1/10 晴れ

天気は良いが、山間部特有の強烈な風に吹かれ、前に進むことが出来ず。
岩陰にテントを張りなおし、1日テントの中で過ごす。
祠まであとわずかだと思うのだが…。

砂の入った装備品などをひととおり掃除。
ロープ、ナイフなども点検し直す。
雪を水筒に入れておく。食事は極力取らないようにした。

風の音の中、早めに就寝。