ぼく「次の街か村はどっちだろう」 アリアハンをでて早くも問題が発生していた。 男戦士「おれに聞かれてもな。いや、酒飲んでばかりで旅なんてしたことがねえからな。まいった…」 女武闘家「…あきれた。ふつうは情報収集してから慎重に慎重をかさねて冒険していくものよ」 ぼく「しょうがないアリアハンで聞いてこよう」 女武闘家「北にレーベという村があるわ」 男戦士「知ってたのか。まあいい、日が暮れないうちにさっさといこうぜ」 僧侶はというと、ぼんやりとぼくらを見ていた。おっとりした性格の持ち主らしい。 戦士はいまのところよく分からないが、武闘家はしっかり者といった性格だろう。 ぼく「じゃあ、あんまり離れずゆっくりと村に向かおう。後ろからモンスターに襲われないように気をつけてね」 女武闘家「そうね。じゃあ、いきましょう」 男戦士「了解、勇者様」 女僧侶「勇者様とわれらに神のご加護を」 ぼく「ぼくらはパーティーだ。最後まで戦いぬこう。世界の平和のために!」 そういえば新学期が始まるのは今日からだった…。