新しい地に来た。 いざないの洞窟をでたものの、これからどこに行くかなんて決まってはいなかった。 これまで高校生だったけど、ある日起きたら勇者になっていた。普通ならびっくりしてしまうだろうが、ぼくはあるがままをうけいれ、深く考えないことにした。 今がぼくにはすべて、そう思うことにした。 そういえば、この地に来てからモンスターが強くなってきている。!また、モンスターだ…。 『さまようヨロイがあらわれた。』 鋼のヨロイを着たモンスター。 武闘家のエリーが先制攻撃をする。かなり苦戦をしたがなんとか倒せた。 剣の刃がかけてしまった、新しいモンスターの強さに武器も防具もついていけてなかった…。 女武闘家「拳が痛い、もう、ダメねあたし…」 ぼく「素手じゃ無理ないよ。ナナ、回復してあげて」 女僧侶「え、ええ」 モンスター1匹にこのざま、モンスターに襲われる回数も増えて、何度か逃げたこともあった。 勇者一行としてなさけない。 この時にも命を失う人達がいる…、バラモスを許せない。 男戦士「ゆきひろ、あそこに国があるぜ。行ってみないか」 ぼく「うん。行こう」 男「ロマリアへようこそ!」 アリアハンよりもにぎやかな国だ。 ぼく「宿屋に行こう」 男戦士「なんだい、街を見に行かないのか」 女僧侶「わたしも休みたい…」 女武闘家「体力だけのバカはいいわね、疲れも知らないのかしら?」 こうなるとサイモンが気の毒なので、ぼくとサイモンは街を見に行くことにし、エリーとナナは宿屋で一足早く休んでもらうことにした。