次の日、村を出発し西へと向かった。 ぼくらの旅に休日はない…。 『さまようヨロイが現れた。』 ロマリアのあたりでエリーが苦戦したモンスターだった。 女武闘家エリー「来たわね!!!!!はあっ!!!」 エリーが跳んだ! 頭部へと強烈な一撃を繰り出したのだった。 男戦士サイモン「おいおい! 強いな…。どうしたんだよ?!」 おそろしく強くなっていた。 サイモンも、負けていられないとシャンパーニの塔までの道中、めずらしく戦闘に気合いが入っている。 そういうぼくも負けてはいられない。 男戦士サイモン「ははは、なかなか張りがあっていいよな、なあ、ゆきひろ」 ぼく(男勇者ゆきひろ)「うん」 女僧侶ナナ「ふふ」 エリーが誇らしげに鉄の爪を見ている。 その表情は、不安などどこにもみられなかった。 これならどんな敵にも勝てると、その時はそう思っていた。 そして…。 目的地である塔が見えたのだ。 ぼく(男勇者ゆきひろ)「いくぞ、シャンパーニへ!!」 サイモン&エリー&ナナ「おお!」 そこはカンダタ達のアジトだ!