さっそく俺達?は宿屋に着いた。そろそろ眠る事にしたのだが… もょ「さぁ!あしたにそなえてねるか!」 タケ「ああ。寝るとしよか…」 ベッドに横になったのだがなかなか眠れない。 タケ「おい。もょ。起きてるか?」 もょ「ZZZ…」 完全に眠っている様だ。身体は…俺の思い道理に動かせるな。もょもとが意識を失っても俺の意識がしっかりしていれば身体は自由に自分の意志で動かせるみたいだ。 どうせ眠れないしな…どうせならロマ○ガの技の練習でもしてみるか。 タケ「実際に使えそうなのはかすみ二段と十文字斬り、強撃位やな。」 試しに強撃をしてみるためにジャンプをしてみたが約2メートル位飛べた。 某ヒゲ親父の気分になれたがありえない事が起きてかなり恐い。でもある意味夢の世界なんだから可能だろうか? 試行錯誤しながら練習しているうちに一人の女性が話し掛けてきた。 ? 「もょもと王子様…」 タケ「お前は誰や?」 おっと、関西弁でしゃべるのはまずいな。それにしても結構可愛い女の子だ。年令は16~17くらいか。 街娘「本当に旅に出られるのですか?」 タケ「ああ…」 街娘「危険でございます!考えを改める事は出来ないのでしょうか?」 タケ「それは出来ないな。ムーンブルグも滅ぼされたし、このままじゃ世界中の人々が地獄絵図の様になるだろうな。」 街娘「王子様まで死なれたら私は切ないのでございます…」 いきなり街娘は泣きだした。この娘は本当にもょもとが好きなんだろうな。 それにしてももょもとは羨ましい奴だ。俺なんかリアルでは全然もてないからな… (´・ω・`)ショボーン タケ「心配するのではない。これはロトの血が流れる者の運命。そなたにお願いがある。」 街娘「な、なんでしょうか?」 タケ「私の旅が無事におわる様祈って頂けないだろうか。これは死出の旅。無事に帰れる保障はない。 そなたの様に心優しき人物が祈って頂くとありがたい。」 街娘「よ、喜んでさせて頂きます!」 うはっwwwwwww俺バリキモスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwと思っていたのだが街娘は納得したみたいだ。王族ってこんな感じで良いのだろうか? タケ「夜も遅いし私はそろそろ休ませてもらうよ。」 街娘「わかりました。王子様、必ず帰ってきてください!これは私からの旅に必要な道具です。」 街娘は袋を手渡してきた。 街娘「これに毒消し草が入っております。お役に立ててください。」 タケ「ありがとう。大切に使わせてもらうよ。」 街娘は焦るように帰っていった。正直、とまどいを感じるのだがやはり嬉しいものだ。応援してくれる人々の為にも頑張らなくちゃな。 明日はリリザの街に向かうために早く寝るとするか。俺はベッドに向かって横になって眠った。 タケ「ふぁ~あ…」 目が覚めた。自分の部屋だと思っていたがローレシアの宿屋だった。 やはり夢の世界ではなくこの世界が現実らしい。 次の目的地リリザに向かうために出発準備するとしますか。 タケ「もょ。起きているか?」 もょ「う…う~ん。あとすこし…」 やれやれ。この調子じゃ寝起きが悪いみたいだ。 皮の盾と薬草も持ったし昨日街娘がくれた毒消し草もある。準備も出来たしリリザに向かう事にした。 さて、道中にスライムが現れるのだが今の俺達?なら簡単に蹴散らすことが出来た。 皮の盾のおかげでスライムが体当たりしてきても十分に防げる。 こりゃ楽勝ムードでリリザに向かっていたら新しい敵が現れた。ドラキーとアイアンアントだ。 ドラキーやアイアンアントの攻撃は大したことが無いのだがこちらの攻撃がなかなか当たらない。 ドラキーはニヤニヤしながらはばたき攻撃してきやがる。しかもアイアンアントは普通に切り掛かったら両断する事は難しい。以外と打たれ強い。 さぁどうする? ここで焦っても状況が悪くなるだけ。実戦では使えるかどうかは解らないが試してみるか。 まずはかすみ二段をドラキーに試すことにした。一段目は意図的に外して二段目に当てる小細工な技だがいけるか? うぉりゃあ! あ、当たった!クリーンヒットではないがドラキーはふらふらしながら地面に落ちた。 ドラキーはピクピクして動かない。なりふり構わず突いてとどめを刺した。 後はアイアンアントだがドラキーが殺されて怒っているようだ。 猪みたいに体当たりを仕掛けてきやがる。ここは耐えてバックステップをし、飛ぶ事にした。 アイアンアントは体当たりしまくったせいか疲れて動きが鈍った。 ここで決める!って感じで俺は高く飛んで剣を体重を乗せた。 アイアンアントがカステラを斬るようにあっさり両断した。強撃も成功した。俺って天才じゃね?と思わず思ってしまった。 なんとか魔物を倒した後、もょが話掛けてきた。 もょ「おおっ!タケ。いつのまにつよくなったんだ?」 タケ「今頃起きたんか。まったく、しっかりしてくれよ。」 もょ「はは、すまん。」 タケ「俺も昨日たまたま編み出した剣術を試してみただけやで。」 もょ「そうなのか。」 タケ「色々試行錯誤しなくちゃいけないけどな。」 もょ「タケ。おれにもおしえてくれないか?」 タケ「かまへんけど…俺もイメージでしか言えへんで。しかも剣術って言っても素人やで。」 もょ「かまわない。おれもつよくなりたいんだ!」 タケ「オーケー。わかった。宿屋に休む前に練習するで。」 もょ「おう!」 タケ「もょ、俺が言うだけじゃなくお前も何か閃いたらアドバイスしてくれ。そうじゃないと試す事に越したことはないからな。」 もょ「わかった!」 こうして無事リリザに着いた。まず宿屋に予約をとって街を見回る事にした。