?「きゃああああああああああああああああ!」

バチーン!!

タケ「ぶべらっ!!」

何でこうなったの?


ドックン・・・・・・ドックン・・・・・

もょもと心臓の鼓動が早い・・・・・俺はその音で目が覚めた。
その時に信じられない光景が!





リア「もょもとさぁん・・・・・・・・・・・・・・・・・・」







もょもととリアが抱き合っているのだ。
経緯は知らないがもょもとが物凄く緊張している。
それにリアが物凄い泣いた後の様だった。

こいつめ、なかなかやりおるな。

タケ「もょもと君。キミもなかなかやりますな~。くくく。」
もょ「タ、タケかっ!ど、どうしよう・・・」
タケ「何焦っているねん。お前も女を口説けるようになって微笑ましいやないか。」
もょ「ち、ちがうんだ。リアちゃんとはなしていたらきゅうになきだして・・・・」
タケ「まーまー落ち着けって。俺に経緯を話してみろや。」

ここはおちょくらないと面白くないからとりあえず経緯を聞くことにした。
もょもとが言うには、




・祈祷師に殺されそうになった時に助けてもらった。
・サマルとの関係が上手くいかない事に耐えられない。
・一人で寝るのが怖くてもょもとに頼ってきた。       って言う事らしい。



タケ「成る程なぁ・・・・まぁ、ええやんか。」
もょ「お、おれはどうしたらいいのかわからいぞ・・・」
タケ「俺に任せておけって。自称『浪速の女殺し』の俺様が力になるからな。」
もょ「たよりにしているぞ。タケ。しかし『なにわのおんなごろしって』なんだ?」
タケ「気にすんな。そうもんやで。」
もょ「そ、そうなのか。」
タケ「それにな、リアちゃんをこれから先上手く活かせるのも俺達次第なんや。失敗は出来へんで!」
もょ「まかせろ。おれもあのこにはげんきでいてほしいからな。」
タケ「おっ!嬉しい事言ってくれるやん!じゃあ俺が言う言葉をそのまま真似るんやで。ええな?」
もょ「わかった!」


もょ「(リアちゃん………………………)」
リア「………………………なぁに……………………?」

タケ「(元気をだせ。くよくよするな。)」
リア「で、でも………………………」
もょ「(辛い事だがもう逃げる事は出来ないのが現実なんだ。)」
リア「えっ………………………?」
タケ「(これから先辛い事が沢山あると思う。けど逃げたからって言って問題が解決する訳じゃないんだ。)」
リア「そんな……………………」
もょ「(問題が発生したらその事に向き合う事が大切なんだよ。だからっと言って辛い事を時間をかけてに解決していけばいいじゃないか。)」
リア「だって………………………辛いんだよ!そんなのおかしいじゃない!」
タケ「(実は俺も旅に出る前はすごく臆病者だったのさ。)」
リア「えっ!!も、もょもとさんが!?」
もょ「(ああ。スライムすらまともに向き合えず怖がっていたんだからな。)」
リア「信じられないよ!ありえなーい!あははははっ!!」
タケ「(だろ?しかし俺も最初から自信があったんじゃないよ。」
リア「じゃあ、もょもとさんはどうやって強くなれたの?」
もょ「(………………………心の支えになる人物がいたからだ。そいつのおかげで今の俺があるって言っても過言ではないな。)」
リア「いいなぁ………………私のはそんな人がいないよ……………………」
タケ「(酷い事言うなよ。少なくても俺にとってリアちゃんは大事な仲間だぞ。)」
リア「何でそう思うの?」
もょ「(ああ、リアちゃんしかない魅力って言う物に惹かれたんだ。それに一緒にいて楽しいしな。)」
リア「ほ、本当!?」
タケ「(ああ。旅する機会はどうであれ、リアちゃんは愛想が良いしパーティーのムードメーカーだぞ。)」
リア「そ、そんな事ないよ(//////////)」
もょ「(あはっ!可愛いなリアちゃんは。顔がすごく赤いぞ。)」
リア「お、おちょくらないでよ!」


クセぇ!滅茶苦茶クセぇ!格好つけ過ぎの臭いがプンプンするぜぇー!!
………………………っ自分が考案したにも関わらずかなり恥ずかしい。
結果的には上手くいった。 

タケ「(少しは元気が出たみたいだな。)」
リア「あっ………………………。」
もょ「(俺が言えるとしたらリアちゃんはもっと自分に自信を持ったほうが良い。俺と同じロトの子孫なんだから。いいかい?)」
リア「うん!がんばる!」
タケ「(明日もあるんだしそろそろ寝るとするか。)」
リア「そうだね!また明日。おやすみなさ~い!」

リアは自分の部屋に戻って行った。

タケ「ふ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~めっちゃ疲れたわ。」
もょ「おつかれさま。サンキュな。タケ。」
タケ「それよりももょ。お前もかなり成長したなぁ。」
もょ「なんでだ?」
タケ「いざって言う時に信じられない程上手く決めるんだからな!」
もょ「タケからしてどうだった?」
タケ「すげぇわ。マジで。初心者にしてはな。」
もょ「ほんとうはかなりきんちょうしたんだけどな。まぁけっかオーライだ。」
タケ「ああ。」
もょ「さて、おれたちもねるとするか。」
タケ「その前にもょに謝らないとあかんのよ。」
もょ「なぜだ?」
タケ「お前の失敗例をリアちゃんに話したんだからな。お前の権威に関わることやし。」
もょ「それはちがうな。タケ。ぎゃくにそれがせいこうへのじゅうようポイントだぞ。」
タケ「まじすか?」
もょ「じぶんのしっぱいれいをだすことによってあいてにうちあけやすくするんだろ?」
タケ「ご名答や。流石やで!」
もょ「それにおれがローレシアのおうじだろうがなんだろうがいまはたびびとにすぎないんだからな。」
タケ「良い事言うねぇ………………………そう言われると救われるわ。」
もょ「さっ、はやくねようぜ。つかれただろ。」

俺達は眠る事にした。 


翌朝………………………
俺は目を覚めた。昨日の傷口や疲れが無く全快に回復している。
やはりこの世界の宿屋=病院みたいなものか。酸素バーに行った後の様な感じで気分が清々しい。
ちょっと寝過ぎた様だ。もょもとに挨拶するか。

タケ「お~い。もょ~!」
もょ「………………………………………………………………………………………………」

全く反応が無い。敵のラリホーでも食らったか!?早く代わらないとヤバイ!













しかし信じられないことが現状で起きていた。

19~20歳位の紫色の髪をした綺麗な女性が立っているのだ。しかも全裸で。
おまwwwwwwwwwwwwwwwwwwマジでwwwwwwwwwwwww
どう見てもオールヌードです。ありがとうございました。
周辺をよく見てみるとサマルは鼻血だして倒れているしリアも腰が抜けている。カタリナはうろたえているのだ。
だからもょもとは気を失っているのか。やっぱりウブだなこいつ。
しかし流石にエロ本を見慣れている俺でもちんちんがおっきしたおって言う状態だ。
マジで美しきエロスって言っても過言ではないスタイルなのだ。 
+    +  *  *
 おっぱい!おっぱい!
+   *   +  *
(^\   *  /^)
(ヽ、\    / /)
(ヽ、  \ + (  /)
⊂ニ   ) _ ) ∩ ニ⊃
 ⊂  ( ( ゚∀゚)彡 ⊃
+ (/(/ ヽ( ⊂彡 )ヽ)
     ノ  / )ヽ) +
+  * (つ ノ  +
     (ノ    *
 *  +   * 

この世界に来て良かったよママン……………………… 


束の間………………………

 ?「きゃああああああああああああああああ!」

バチーン!!

タケ「ぶべらっ!!」

現実に戻されちゃいました。何で俺(達)だけ?

 ?「い、いそいで服を買ってきて!」
タケ「わ、わかった!」

女の子の服を買うのは恥ずかしいのだがこの際気にしては仕方がない。
防具屋の親父がニヤニヤしている。
まずは落ち着かせるために某Y・Kさんの真似をする事にした。

1……3……5……7……9……11……13……15……17……19……21……23……25……

奇数とは割り切れずマヌケな数字だ。このマヌケさが私を落ち着かせてくれる…………………………

って落ち着いている場合じゃねeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!
第一印象が肝心であり、このパターンは最悪なパターンである。

どないしよ。マジで困った・・・・・・・
悩んでもしゃーない!とりあえず旅人の服を購入し宿屋に戻った。

俺はカタリナ旅人の服を渡し、サマルを呼んでもらう事を頼んだ。

タケ 「サマル。大丈夫か?」
サマル「ぼ、僕には刺激がきつすぎたよ。でもすごい綺麗かったね。」
タケ 「バカ!違うだろ。トーマスさんの事だよ。サマルもかなり疲れただろうし。」
サマル「僕は大丈夫だよ。しかし……」
タケ 「まさか、駄目だったのか?」
サマル「一命は取り留めたよ。でもね、両足が動かないという障害が残ったんだ……………………」
タケ 「そうか……」
サマル「ごめんね。もょ。折角期待してくれたにも関わらず悪い結果だよ……」
タケ 「いや、サマルは良くやったよ。」
サマル「えっ!?」
タケ 「瀕死の人間をそこまで回復させたのだから。生きているだけ良い結果じゃないか。胸を張れよ!」
サマル「ありがとう……ううっ……」
タケ 「な、泣くことも無いだろうが。しっかししろよ!もー」

こいつも泣き虫なのかよ。まぁ、母性本能が頷く女性にはたまらないだろうな。

タケ 「サマル、ところで部屋にいた綺麗な女性は誰だ?」
サマル「えっとねぇ、確か・・・・・ムーンブルグの王女だよ。何でそんな事を聞くんのさ?」
タケ 「ちょっと刺激がきつくてな。ド忘れしてしまったんだ。いきなりビンタを食らった影響もあるけどな。」
サマル「そうなのかい!?すごい女の子だね。」
タケ 「まー男に裸を見られたんだから無理も無いけどな。」

話をしていくうちのこの様な事があったらしい。

・朝食をしている内に子犬が宿屋入ってきた。しかもリアが可愛がっていた子犬らしい。
・もょもとがその子犬にラーの鏡を照らした。
・ムーンブルグの王女が現れた。             って事らしい。

まさに摩訶不思議な現象である。
これなら『ムーンブルグの王女たんはエロカワイイ』というスレッドが立ってもおかしくは無い。
いやぁこんな美女と旅ができるなんて嬉しいもんですな。









でもこれから先どうなるのか不安でいっぱいな俺(達)であった。第一印象が悪かったし。

もょもと&タケ
Lv.12
HP:86/86
MP: 0/ 0
E鋼の剣 E皮の鎧 E鱗の盾 E木の帽子 
特技:かすみ二段・強撃・チェンジ・はやぶさ斬り(もょもと専用)・ゾンビ斬り・大防御(タケ専用)

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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら@2ch 保管庫