ドルマゲスは立ち去った後、炎の音だけが響き渡った。 タケ「な、何とか生き延びれたな…」 もょ「あ、ああ…」 タケ「どないしたんや?もょ?」 もょ「か、からだがふるえている…」 タケ「無理もないわ。悔しいが今のあいつには太刀打ちできへん。」 もょ「くそっ!!」 もょもとは壁に思いっきりパンチをした。 タケ「止めろや。拳を痛めるだけやで。」 もょ「おれはくやしいんだ!いつもタケばっかりたよって…けっかてきにはなにもできなかった…」 タケ「俺もそれは一緒やで。ドルマゲスの野郎があんなに強いとは思わなかった。 それにトーマスさんの盾を消滅させてしまったしな。」 もょ「もっと――――つよくなりたい――――」 タケ「もょ、その気持ちを忘れるな。お互いに強くなろうやないか。」 もょ「そうだな…」 数分後サマル達がやって来た。その後にリア、下で会ったおっさんもやってきた。 リア「もょもとさんどうしたの!?酷い怪我じゃない!」 もょ「ドルマゲスとでくわした。」 サマル「ククール達が言っていた魔術師の事?」 もょ「そう。あいつはつよすぎる。ムーンやククールいじょうにすごいじゅもんをとなえたんだ。」 サマル「そ、そうなのか…」 リア「嫌なプレッシャーを出していたのはドルマゲスみたいだね。」 もょ「それよりムーンは?」 サマル「このおじさんが背負ってきてくれたんだ。」 リア「何でも薬剤師なんだって。確か鎮静剤って言う薬でムーンさんを眠らせたの。」 もょ「すみません。ごめいわくかけました。」 *「君も無事でよかった。モンスター達を虐殺したのは君達が話していた魔術師に間違いは無いだろう。 それに酷い火傷だ。わしの秘伝の薬草で治してあげよう。」 おっさんが袋から薬草っぽい草を取り出した。薬草に似ているが妙に緑色が強い薬草だった。」 もょ「これは…」 *「通称上薬草って呼ばれる薬草だ。使ってみれば普通の薬草より効果があるから。」 もょもとが上薬草って呼ばれる薬草を使うと俺の火傷が一瞬にして回復した! タケ「(凄ぇ!ムーンのベホイミ並みに回復したで!)」 もょ「(そんなにすごいのか。)」 タケ「(ああ、復活豚カツ愛は勝つ!!って感じやな!)」 もょ「(――――――――――――なにいっているんだ?タケ?)」 タケ「(アホかい!今の所は笑う所やで!人が折角ボケたのに。)」 もょ「(たしかにそうだな。ハハハ…)」 もょ「ありがとうございました。」 *「わしの方もお礼を言う立場だ。安心して橋を渡れるからな。それに君達に頼みがある。」 サマル「どうしたのです?」 *「わしを護衛して欲しい。ルプガナに着くまでなんだが…」 リア「任せておいて!」 サマル「勝手に引き受けたらダメじゃないか!」 もょ「そういう事を言うな。サマル。この方がいなかったらおれはしんでいたしかもしれない。」 サマル「それもそうだね。」 リア「なら決まりだね!おじさんの名前は?」 *「わしの名はシャール。宜しく。それより何か燃えるのが止まないのだがおかしくないか?」 言われてみればシャールの言うとおりだ。仮に死体みたいに異臭を放っているわけではない。 サマルが橋が繋がっている所に走り出した。 サマル「みんな!橋が燃えている!大変だ!」 もょ「なんだと!?」 サマル「早く渡らないと燃え尽きてしまうよ!急がないと!」 シャール「しかしこの状態じゃ僅かな重量で橋が崩れてしまうぞ。」 もょ「ここまできてどうすることもできないのか………」 確かにこの状態で渡るとしたら海に転落するのは間違いない。この状況にう意外な人物が発言した。 リア「それなら私に任して!」 シャール・サマル・もょ「えええええっ!!!???」 リア「論より証拠よ!ヒャド!!」 リアが呪文を唱えるドルマゲスほどの吹雪ではないが燃えている炎に吹雪が向っていった。 もょ「すごいな!リアちゃん。」 リア「ムーンさんとククールさん教わってこの呪文を覚えたの!」 シャール「これなら燃える橋を凍らせて橋を支える事ができるな。」 リア「どんどん炎を凍らせていくね!」 サマル「………………………………………………」 サマルの奴嫉妬しているな。言葉では何も言ってはいないが表情が嫌そうな顔をしている。 何とか無事に橋を渡りきり俺達はルプガナに向う事ができた。 もょもと&タケ Lv.15 HP:91/105 MP: 0/ 0 E鋼の剣 E鋼の鎧 E鉄兜 特技 共通技:チェンジ もょもと専用:はやぶさ斬り・魔人斬り タケ専用 :かすみ二段・強撃・ゾンビ斬り・大防御