熱い・・・痛い・・・その感覚だけが、俺を襲った 然しその感覚も一瞬で消え、現実に引き戻されたような気がした 俺は目を開けた そこは教会だった 神父が目の前に居て、こう言ってきた 「もう大丈夫ですよ。貴方の燃え尽きた身体を偶然彼女が見つけていないと 貴方は助かっていませんでした───。」 彼女とはこの町のシスターのことらしい、だがここには居なかった・・・ 「彼女は今隣の村のリーザス村というところに居ます。礼を言いたいのであれば この地図を持っていきなさい。ほら、此処がトラペッタで此処がリーザス村です。」 リーザス村か・・・いずれ行こうかな 俺はもう一つ質問をした。何で炭になったのに助かったのかと 「我らを見守ってくださる神の力を借りて再び生の世界に引き戻すのが我々の役目なのです 神が貴方を助けてくれたのです」 ・・・無宗派の俺には良く分からん 取り敢えず神父に礼をして、次に何をするか考えた 二つ考えが纏まった 一つは、リーザス村に行き礼を言うこと 二つ目は、あのトカゲ(バトルレックスというらしい)を倒すこと!! トラペッタを出た俺は、日が暮れる前を目標にリーザス村を目指していた 道中、半分羊のようなキモイ人間が殴り掛かってきたが慣れない手つきながらも ひのきの棒で殴りつけ、何とか進む事が出来た。 が、そんなへたくそな戦闘のせいで日没まで1時間足らず、というところまで来てしまった ようやくリーザス村に辿り着いた時には、既に辺りは暗くなっていて20:00くらいになっていた(そっちの世界でだが) 門の前に差し掛かった時何やら馬車が止めてあった 身分の高い奴でも居るんだろうか・・・俺は金持ちとゴキブリが大嫌いなんだ。全く・・・ 中には従者のような奴が居るようで、中からトンカチで金属を叩く音がした。何をやってるんだろうと俺は、中を覗いてみた !!! あわわわわわ・・・・ナメック星人が鍋を叩いてるよ・・・意味不明・・・ 「これだけでも持って来て正解じゃったかもしれんな・・・ あのようなことが起きても、チカラが残ってるとは先代も良い物を手に入れたのう」 と、独り言を言ってるところからすると年老いてるようだ ・・・って何、冷静にコイツの観察をしてたんだ! 関わらない方が良さそうだな・・・ そう思って村に入ろうとした瞬間─── 「ん?何の用じゃ?」 も し か し て 俺 で す か ? そ う で す か HP36 MP 3 ホイミ Eひのきのぼう E皮の盾 E私服