起きなさい、私のかわいいアルスや。」 なんだぁ?もう朝か?誰だよアルスって。ドラクエですか? 「おはよう、アルス。もう朝ですよ。今日はとても大切な日。アルスが王様に旅立ちの許しを頂く日だったでしょ。 この日のために、お前を勇敢な男の子に育て上げたつもりです」 「つーか誰だよお前ぇぇ!!」 「さあ、母さんについていらっしゃい」 シカトですか。つうか何この状況。わけわからねんだけど。確かに昨日は俺の部屋で寝たよな。 何この服。民族衣装ですか?マントつけながら寝てたの?俺。 「目が覚めたようじゃな。」 そこには一匹のハエがいた。しかも杖持って服着てるよ。いよいよおかしくなりそうだ俺。 「これ夢ですか?つーかお前何?ハエ仙人?えらくマイナーなの出てきたなまた。 俺じゃなかったら多分忘れられてんぞお前。」 「うるせぇこの駄目人間が!!黙って聞け!!もう気づいてると思うがこれはドラクエ3じゃ。 夢ではないぞ。ちなみにお前ゾーマ倒すまで帰れないから。以上。」 「なんだそりゃぁぁぁ!!理不尽すぎてなんて言っていいかわかんねぇよこのウンコ大好き ジジイ!つーかお前出てくるの6じゃねぇか!!3関係ねぇだろ!!」 「細かいことは気にするなチンカス野郎。実は神様があまりのお前のダメ人間っぷりに 嘆いて試練を与えたんじゃ。この冒険を通じて成長するようにの。まぁせいぜい がんばれや。わし帰ってエロ本読むから。じゃ。」 「その前にてめぇを殺す!死ねや!」 俺の渾身の右ストレートは空しく空を切った。そこのはもうあのくそジジイの姿はなかった。 神様、僕が何かしましたか?ちゃんと仕事してますよ俺。ニートじゃないよ。 前々から思ってたけどお前俺の事嫌いだろ。ふざけんなこの糞ゴットがぁぁぁ!! 「ここからまっすぐ行くと、アリアハンのお城です。王様に、ちゃんとあいさつするのですよ。……さあ、いってらっしゃい」 この腐れババァ。俺が何言ってもシカトじゃねぇか。若年性痴呆症かよ。 はいはい。王様にあいさつね、行けばいいんでしょ行けば。 まぁなんつーかすごいねこの風景。なにがすごいってそりゃあらくれとかいう変体もそうなんだけど 中世ヨーロッパ風っていうの?これ。しばらく慣れそうもないわ。 臭い、臭いわ。城って臭い。マジで。帰りてぇ。なにこのカビ臭い匂い。 「よく来た! 勇敢なるオルテガの息子、アルスよ!」 「あ、どうも。」 「すでに母から聞いておろう(ry」 バラモスですか。あいつハラワタ食うんですよ王様。と言えるはずもなく黙って王様の話を聞いていた。 つーか死んだらちゃんと生き返るんだろうなこれ。 やっと終わったか。どれルイーダ行くか。五十Gと旅人の服一枚、こん棒二本、ひのきの棒一本を持って 俺はルイーダんちに向かった。もちろんはがねのつるぎよこせと王様に言えるわけはなかった。 「あの仲間3人欲しいんすけど。」 「あ?てめぇに選択の余地はねぇよ。この3人やっからとっとと私の前から消えろや、糞が。 死んだ魚みてぇな目しやがって。」 あれ?なんかキャラおかしくない?そうして紹介された3人は 戦士 26歳独身 僧侶 14歳 魔法使い 19歳 男 男 女 性格 のうきん 性格 ちゅうにびょう 性格 ツンデレ 俺は頭が痛くなった。