気が付けばどこかの宿屋で倒れていて、外に出れば訳のわからない場所
さっぱり理解できない
「あの、すみません本当にここはどこなんですか?」
とりあえず宿屋の店主に聞いてみることにする
「ここ?ここは・・・・ひぃ!」
いきなり店主が悲鳴をあげ逃げ出してしまった、俺が後ろを向くと


  _, ._
( ゚ Д゚)

変な動物?、よくわからんが羽の生えたサルみたいなのが二匹立っていた
「キキ、人間だ魔界にはめずらしい人間だ」
動物が人の言葉を・・・・ますます理解できん
「キキ、くっちまえ」
するとモンスターが飛びかかってきた
俺はバックステップで攻撃をかわし魔物のがら空きになった顔を右ストレートで
殴りとばす、少しひるんだようにも見えたが大してダメージは受けていないようで
すぐに体制を立て直す
「キキキ、人間のくせに生意気じゃねえか」
また飛びかかってくる羽っぽいのがはえた猿二匹、今度は避けられない!
「キキ、キ・・・・・・・ギャャャャャャャャャャャャャャャャャャヤ」
何だ?俺は閉じた目を開けると、炎に焼かれ丸焼きとなったサルらしき灰を
目の前で見つけた。 

俺が呆然と灰を見つめていると突然羽のはえた物体が目の前に降りてきた
「無事か?けがはしてないだろうな?」
あっけにとられながらもとりあえずうなずく
「そうか、それなら良いんだ、それとわしの名はバラモスだ」
「バラモス?」
「どうした?、まだおびえているのか?」
「いや」
俺はすでに落ち着きを取り戻していた
「ここまできたらなにがきても驚かないよ、初めましてバラモス」
「うむ、さっきのはすまなかったな、なんせ食うこと以外は何の役にもたたん
下等生物だったんでな」
「それよりも、なぜ助けた?」
「なぜか?それはお前が魔王軍に必要だからだ」
「必要?俺が?」
「そうだ、お前が必要だ」
「それじゃあ、なぜ俺を選んだ」
「はぁ?」
「なぜ俺を選んだんだ」
「そんなのはわしにとってはどうでも良いが、お前には素質がありそうだからだ
魔王軍に勝利を導く力のな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「だが、わしにとってはゾーマなどどうでも良いし魔王軍がどうなろうと
わしにとっては退屈しのぎでしかない」
退屈しのぎ・・・・・・・
「俺は、力を得たい新たな世界を作れるだけの力を」
「ならなおさらだ、くるか?」
俺の答えはすでに決まっていた
「もちろんだだ、これからよろしくバラモス」 

「それで、どこに行くんだ」
バラモスの背中に乗せらていた
「もちろん魔王軍のところだ、そこでお前は魔人になってもらう」
「魔人?なんで?」
風がモロにあたり言葉を発せにくい
「今のままだといろいろと不都合があるからだ」
俺は少し不信に思いながらも魔王軍の元へと送られていった
     
    ズン

という音と共にバラモスは神殿のすぐ前へと降り立った、俺はバラモスの背中から
振り落とされたが・・・・・・
「ついたぞ、ほら早く行くぞ」
バラモスに服の裾を引っ張られ引きずりながら連れて行かれる、当然俺は落ちた
衝撃で気を失っていたが


目覚めると俺はベットの上で寝ていた、体がまだ痛むが辺りを見ると一人の男が
視界に入った
「やあ、俺の名前はウルフ、よろしく頼むよ」
「はぁ、初めましてウルフさん」
「いや、ウルフで良いよ、君、名前は?」
俺が答えようとするとウルフが突然言葉を挟んできた
「ああ、まだ名前を決めてもらってなかったっけ、ささっいこう」
俺はウルフに腕を引っ張られ、扉を抜け、廊下へかけていった。 

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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら@2ch 保管庫